WEB VISION OKAYAMA

連載記事

[健康] パクチー

Q. パクチーは苦手な野菜なのですが、健康にとても良いと聞きました。詳しく教えてください。

生薬として使われるほどの効能

A. パクチーが大ブームですね。ここ岡山でも、「岡山パクチー」として全国展開を目指している熱心な生産者がいて、パクチー料理がぐるなび主催の「2016今年のひと皿」を受賞しました。このように注目されているパクチーですが、意外とその素性をご存知ない人が多いようです。 元々はヨーロッパが原産の野菜ですが、タイ料理などのエスニック料理に使われるイメージが強いですね。ヨーロッパでは果実を乾燥して「コリアンダー」という香辛料で使うことが多いようです。その葉は独特の香りが特徴で、中国では「香菜」と称されます。また、その全草が漢方の生薬「げんすい」として用いられています。つまり生薬として使われる程、その効能効果が昔から知られていたのです。

「パクチーの効能効果」

○辛温解表(しんおんげひょう)作用
体を温め、悪い気を発散させます。風邪の予防や冷え性の改善、胃腸の働きの改善などが期待できます。

〇気滞(きたい)改善作用
 気滞とは、身体の中の気(エネルギー)の流れが悪くなり、詰まっている状態のこと。パクチーは体の中の気(エネルギー)の流れをスムーズにする作用があり、頭痛、イライラ、情緒不安定、抑うつ症状、めまい、お腹の張りなどの改善が期待できます。

〇デトックス作用
 体の中の有害金属や毒素を体外に排出するキレート作用があり、健康増進、アンチエイジング、美容に効果があります。

 そのほか、栄養素としてビタミンCやA、βカロチンが豊富で、皮膚や粘膜の健康、風邪の予防などの効果も期待できるでしょう。

 独特の香りから、好き嫌いがはっきりした作物ですが、調理方法を工夫して、健康食として積極的に取りましょう。また、「岡山パクチー」はその独特の香りを抑えた、マイルドな風味で有名ですので、苦手な人も一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

Opas(オーパス)代表取締役
東洋セラピストカレッジ学院長
本間裕康氏
岡山市北区本町10-22
TEL086-231-9213

本誌:2017年1.1号 109ページ

PAGETOP