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巻頭特集山陽マルナカが原尾島の病院跡地を取得

天満屋ストアのほぼ隣 包囲網構築へ出店濃厚

  • 出店用地としての利用が確実視される病院跡地

 (株)山陽マルナカ(岡山市平福1-305-2、中山明憲社長、資本金2500万円)は、このほど、岡山市原尾島1-1-13の榊原東病院跡地を取得した。出店用地としての利用が確実視されているが、その目と鼻の先には(株)天満屋ストア(同市)が大型店舗を構えているほか、近隣には自社の「高屋店」(同市高屋36-1)もあることから、従来の食品スーパーとは異なる新しい出店形態を打ち出すことも予想され、関係業界で論議を呼んでいる。

 同用地は、「天満屋ハピータウン原尾島店」(岡山市原尾島1-6-20)のすぐ西。敷地面積が2715平方メートルで、主要道路に面しておらず、この用地だけでは敷地規模やアクセスなどの条件からSM(食品スーパー)として不向きなのは明確だが、南側に隣接する駐車場用地とガソリンスタンド(GS)を確保すれば用地は2倍以上にもなり、県道原尾島番町線沿いとなりスーパーとしての利用は十分可能となる。

 山陽マルナカでは、用地の活用について「未定」として明らかにはしていない。が、業界関係者の間では、駐車場とGSだけでも以前から同社進出のうわさがささやかれており、こうした状況を総合すると病院跡地と一体となった開発が進められる可能性が高いとみられる。3月からは、既に旧病院棟の解体工事に着手している。

 同地区の約2㎞東にはマルナカの基幹店舗・高屋店が立地。百間川を挟んだ高屋地区と原尾島地区は別商圏という見方が強いが、天満屋ストアでは「以前、(マルナカの)高屋店出店時には当店も影響を受けた。近隣であり全く影響がないわけではない」としており、出店となればマルナカの自社競合にもなりそう。

 さらには、駐車場を挟んでほぼ隣接する格好となる天満屋ストアの原尾島店は、「岡南店」に次ぐ売上高を誇る店舗。規模で劣る店舗をぶつけることになるだけに、形態を変えた店舗の出店も十分にあるとの見方も出ている。

 地場2大スーパーの両者がこれだけ近隣で店舗を構えるのは初めて。山陽マルナカがどのような店舗を出店し、高屋店と包囲網を築くか注目されるところ。

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