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ジャーナル岡山旭東病院

手足の震え治療へFUS中国地方初導入 超音波収束させ低リスクで施術

  • MRIでモニタリングしながら治療

 (公財)操風会岡山旭東病院(岡山市中区倉田567-1、吉岡純二院長)は、中国地方で初めて老化、パーキンソン病などによる震えの低リスク治療法FUSを導入し、4月から治療を開始する。

 頭部に液体を満たしたヘルメット型の治療器を装着し、脳深部にある標的組織に超音波を収束させ過熱・凝固させることでメスを使わずに治療するもの。開頭手術によるほかの組織の損傷、感染のリスクや放射線治療による被ばくのリスクなく施術できるとして、近年導入が進んでいるという。

 MRIで治療個所、温度をモニタリングしながら治療。その間患者には意識があり、ペンで線を書かせるなど効果を確認しながら施術し、2~3時間で終了する。入院期間は5日~1週間程度。昨年9月から保険適用。

 薬物治療で効果のない患者向けで、従来は手術可能な岡山大学病院、倉敷平成病院を紹介していたという。今後両病院との連携を保ちながら、患者に最適の治療を実施していく計画。吉岡院長は、「連携を広げ、震え治療のハブ的存在を目指す。ふるえを治療することで、生活、活動領域を広げ、豊かな生活を取り戻すことができる。老化とあきらめず相談してほしい」と話していた。

本誌:2021年4月5日号 11ページ

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