平和な日本で暮らしていても毎日毎日いろんなことが起きるものですね。5月19日から21日まで広島市で「先進7カ国首脳会議」、いわゆるG7広島サミットが開催されました。なんといっても驚きはウクライナのゼレンスキー大統領が極秘のうちにフランス機で来広したことです。

　長年ジャーナリストとしてサミットを取材してきた木村太郎氏によれば、長いサミットの歴史の中でも最も重要な集まりだったと感想を述べていました。たしかに被爆地広島を訪れた各国首脳やジャーナリストの反応を見ていると、被爆後77年目にしてようやく本気で各国要人がヒロシマの今も続く悲劇に目を向け始めたような印象をもちました。

　広島サミットの直接的な成果として核をちらつかせてウクライナを恫喝しているロシアに対し何らかの抑止力となること、この先、世界情勢がどうなろうと核は国際紛争の解決の手段としては非現実的な戦力でしかないことを世界が理解したであろう、と期待してしまいます。

　広島サミットと時を同じくして、日本中に衝撃が走ったのは歌舞伎俳優、市川猿之助一家に起きた不可解な事件です。私は個人的にも猿之助の大ファンで、いまだに何が起きたのか狐につままれたような気分です。

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