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特集[ICT特集] NICS

簡単作成のRPAで生産性向上を 公共、金融向けに上位ソフトも

 ㈱NICS(玉野市)は、ソフトバンク㈱(東京都)の中四国唯一のリーダークラスパートナーとしてRPA(事務作業の自動化)ソフト「SynchRoid(シンクロイド)」を展開している。

 サーバー機能に優れており、複数台のパソコンに設定された自動化のシナリオを一括管理でき、社員が無断でつくったものなどを把握し削除できるのが特徴。他のRPAソフトでは、画面上のアイコンの位置を変更したり、情報取得先のホームページのデザインが変わった場合に処理が止まるケースが多いが、その欠点も解消した。シナリオ作成も容易で、事務作業を実際にパソコンで操作するだけで手順を覚える機能もある。
 導入費用は10ライセンスのベーシックパックが月額60万円。1ライセンスのライトパックは年間契約で90万円。ソフトバンクが開発した豊富なeラーニングサービスも取り扱う。

 また、4月中を目途に自治体や金融機関向けの上位RPA「AUTOMATION ANYWHERE」も同パートナーとして取り扱い開始する予定。安定性や安全性が高く世界3500社以上に導入されているソフトで、高度なシナリオ作成技術が必要なためNICSが受託開発する。山根慎一郎社長は「働き方改革に不可欠なツールで、2ソフトを使い分け幅広い業種、業態で生産性向上を支援したい」と意気込む。

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本誌:2020年4月13日 5ページ
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