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連載記事アクセシビリティ最前線 マネタイズが切り開く未来

岡山をゼロバリアの聖地に‼産学連携のフォーラム開催

 テレビ局の主たる活動は報道ですが、私たち情報アクセシビティ推進部の合言葉は「取材者としてだけでなく実践者としても」です。これまでユニバーサル対応動画システムシュワQやスポーツ手話実況などの情報伝達手段の開発・提供に取り組んだほか、美術作品を触って楽しめるアートイベントを開催するなど、活動は多岐にわたります。そんな中、2025年最初に取り組んだのは、構想から数年越しで実現した産学連携によるフォーラムでした。

 1月16日に開催した「ダイバーシティ&インクルージョン フォーラム in OKAYAMA 2025」は障壁のない社会作りという観点から“岡山をゼロバリアの聖地に”しようと企画したイベントで、岡山発のインクルーシブな活動の発表や地域のリーダーによるパネルディスカッションが行われました。きっかけは2022年、OHKがバリアフリーの国際賞「ゼロ・プロジェクト・ワード」を受賞した際に、ダイバーシティやインクルージョンがこれからの世界のキーワードになると確信したことです。2024年には色覚補助ソフトウェアを開発した両備システムズが同賞を受賞するなど、同じ志を持つ仲間が徐々に増える中、岡山でも障壁のない“ゼロバリア”のイズムを街作りに発展させられないかと関係者と意見交換したどり着いたのが、今回のフォーラムです。

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本誌:2025年3月3日号 7ページ

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