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巻頭特集「軒先集荷」で産地を守れ

岡山丸果が7月から一部エリアで試行 高齢化進み出荷困難な農家が増加 「待っていては集まらない」

 岡山市中央卸売市場で青果物卸を手掛ける㈱岡山丸果(岡山市南区市場1-1、坪井克己社長、資本金7500万円)は、自ら農家まで出向き農産物を集荷する軒先集荷の仕組みづくりへ動きだした。高齢化でJAの集荷場や卸売市場へ青果物を運ぶことが困難な農家が増加している上、その受け皿となっていた運送事業者まで燃料費高騰、運転手不足で非効率な小口輸送から撤退するケースが増加。農家の廃業が加速し産地が衰退する懸念が高まってきたからだ。7月に一部地域で軒先集荷を開始したが、さらに他社や他団体にも連携を働きかけ業界を挙げての仕組みにしたい考え。

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