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連載記事山田響子の魅力を引き出すコミュニケーション術

パーソナルコミュニケーションのコツ

 あなたはまだそんな人間関係が構築できていない方と、一緒に移動したりと長時間を共にすることになったとき、なんだか憂鬱な気持ちになったりしませんか。いわゆるコミュニケーション上手な人というのがいらっしゃいますね。そういう方は他者と自分との境目にある壁が低く、先輩やいわゆる大物と言われるような方にも臆することがないので、目にかけてもらえたりすることも多く、誰とでもすぐ「友達」になれたりします。そういう方をとても羨ましいと思うことがないでしょうか。

 実は、わたしは羨ましいと思う側の人間です。アナウンス業や講師業でたくさんの人の前で喋っているのに?と不思議に思われるかもしれません。実はコミュニケーションの形は大きく2つに分類されます。まず、パブリックコミュニケーションと呼ばれる、1対多の関係で、話す人・聞く人に分かれるコミュニケーション。もう一つがパーソナルコミュニケーションと呼ばれる、1対1または1対複数名で、話したり聞いたり相互にやり取りをしながら行うコミュニケーション。私は前者には能力があったのですが、後者のパーソナルなコミュニケーションは苦手なのです。たくさんの人の前で話す、話す仕事をしていながら、いわゆる「人見知り」と言ってもいいタイプなのです。

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本誌:2020年8月24日号 23ページ

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