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連載記事杉山慎策の経営学考察
上杉鷹山5
方谷の時にも述べたが、事を興す場合必ずそのための資金とその資金を使って実践する人材が必要である。資金の捻出に動いたのは竹俣当綱である。彼は御用商人に借金の棚上げを交渉すると同時に新たな産業育成のための借金を要請した。難交渉の結果、江戸の御用商人三谷家などからの5千両を借金することに成功し百万本植立事業に充当し、改革のスタートが切れた。
100万本植立計画は全て順調に進んだわけではない。「漆・桑・楮」の3つの産業育成の中で少なくとも漆は天明2年(1782年)には百万本を超える植立がなされ、かなりの成果を生み出したことが記録されている。しかし、漆の蝋は後に熊本藩などの櫨の実から取れる蝋に取って代わられた。残念ながらこの壮大な計画は、明和9年の江戸の大火による藩邸の焼失やその後の天明の大飢饉(1782年から1788年)の影響もあり失敗し、竹俣当綱は責任を取って失脚することになる。
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