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連載記事アクセシビリティ最前線 マネタイズが切り開く未来

手話によるテレビ番組のアップサイクル

 テレビ局のメインコンテンツは番組です。1つの番組に、制作者は多くのアイデアと情熱を詰め込み、経費と時間を費やし放送に至りますが、放送は1回限りが基本です。今はTVer(ティーバー)やYouTubeなどインターネット配信を通じ本放送以外での視聴機会も増えましたが、番組に付加価値をつけることで、視聴者層の拡大や新たなマネタイズにつなげられないかと、今年から取り組み始めたことがあります。

 それが、「番組のアップサイクル」です。放送後、アーカイブ映像として社内で保管されている番組に新たに手話を付け、情報のバリアフリーを目的にテレビで放送したり、ネット配信していきます。再放送ではなく、手話をつけることでコンテンツとしての付加価値を作り、新たな番組としてアップサイクルさせるのです。

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本誌:2025年2月3日号 5ページ

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