3泊4日の駆け足旅行ではアムステルダムという大都市の深部を探ることはもちろん、通り一遍の観光地巡りですら満足にはできませんでした。とはいえやはりその街に出かけ、ヨーロッパの空気を吸い、飲食し、自分の足で歩き回り、あるいは電車や地下鉄を駆使して美術館などに出かければ必然的にいろんなものが目に入ってきます。

　印象的だったよくできた交通網。アムステルダムのトラム(路面電車)は中央駅を基点に四方八方に軌道が広がり、住民にとっても旅行者にとってもとても便利で快適な乗り物です。5両編成で全長は30m弱。早朝から深夜零時を回っても運行していました。3日間乗り放題の切符を乗り降りの際にタッチするのは日本のバスや電車と同じです。

　日本を訪れた観光客が日本の交通システムに驚嘆する動画をよく見ますが、アムステルダムの地下鉄、トラム、鉄道、自転車道等がうまく連携されて運営されている交通システムも決して負けてはいません。日本でも私が学生時代だったころは東京でも京都でも路面電車が縦横に走っていて、どこに行くにも本当に楽しく便利でした。

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