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連載記事スローライフ~午後4時の窓辺から~

ジャガイモ異変

 今年の6月初め、そろそろジャガイモの収穫を始めようとしていたとき、体が妙に熱っぽく感じました。コロナに感染していたのです。薬で熱はすぐ収まったもののコロナに罹ったのをきっかけに喘息を発症してしまい、ジャガイモの収穫どころではありませんでした。異常な猛暑は9月になっても収まらず、ようやく涼しくなって体も少しずつ元気になり、再び畑を始めたのはもう10月に入ってからのことでした。

 しかし種まきをするにしても苗を植えるにしても、畑の土の中には収穫できなかったジャガイモがゴロゴロあり、これを何とかしなくてはなりません。炎天下の畑に3カ月も放置されたジャガイモは果たして食べられるのか、そんな前例はネットを検索しても出てきません。とりあえず“キタアカリ”を数個掘り出して食べてみました。「意外や意外、おいしい、全然変質していない!」

 それから数日かけてカチカチに固まった土の中から段ボール3箱ものジャガイモを掘り出しました。さすがに10月ともなると新芽が4、5㎝伸び始めていましたが大丈夫。一人で食べるのには多すぎて、友人や知り合いにも配りました。みんな「今ごろジャガイモを収穫したの?」とびっくりです。

 なぜ真夏の太陽に焼け付く畑でジャガイモが腐りもせず生き延びたのか、私なりに考えてみました。

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本誌:2023年10月23・30日号 13ページ

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