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連載記事スローライフ~午後4時の窓辺から~

精神安定剤デパスの功罪

 6月初めに私が罹ってしまったコロナは5類相当に格下げされたとはいえ、凶悪なCovid-19に違いありませんでした。連日連夜、一生分の咳が出てしまったかと思えるぐらいの重症ぶりで、すでに特効薬も飲み終えているのにいつまでも光明が見えてきません。私は過去にも一度、原因不明の「重症血小板減少症候群(SFTS)」の疑いで入院した経験があり、当時の苦しさを久しぶりに思い出していました。そのとき深刻な絶望感から私を救ってくれたのがデパスという抗精神薬でした。

 ウィルス性の血小板減少という身体の生理活性的な病状に対し、なぜ精神安定剤が処方されるのか疑問をいだきつつも飲んでみたらこれが劇的に効いて、それまでの苦しみがうそのように快方に向かった経験があります。今回も家の中にあった残薬を貯めてあるブリキ缶からたった2錠でしたがデパスが見つかり藁にもすがる思いで飲んでみました。

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本誌:2023年7月3日号 14ページ

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