何の根拠もなしに自分がコロナにかかることなんかないだろうと思ってこの3年を過ごしてきました。世間的にも2類感染症からインフルエンザ並の5類へと危険度が下げられ、私自身警戒を怠っていたのでしょう。そしてついにある日それは私のところにもやってきたのです。“どうも体がふらつく、微熱っぽい感じがする”が最初の兆候でした。市販の抗原検査キットでは陰性と出るものの不安がつのり、近所の総合病院を訪ねてみました。

　病院の裏口から別室へのご案内があり、その場で陽性判定を受けました。私は高齢、高血圧、肥満、高脂血症、無ワクチンとリスクファクターだらけ。医師からは重症化を防止する意味でファイザー製の緊急承認薬の服用を勧められました。ありとあらゆる副作用が起こりうるが、それを承知のうえでの服用です。

　このあたりの判断はもう賭でしかないです。

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