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特集[エコ特集] 友野印刷

脱プラに紙製クリアファイル開発 手軽なSDGs活動として導入提案

 友野印刷㈱(岡山市)は、脱プラスチックやSDGsなど環境への関心の高まりを受け、紙製クリアファイルを開発し企業や自治体へ導入を提案している。

 窓空き封筒などに使用されている紙を半透明にする特殊な表面加工技術を応用して商品化。上質紙に好みの文字や図柄などを自由にフルカラー印刷し、クリアファイルの前面に当たる部分のみを半透明にしてファイル状に仕上げる。半透明にする部分は細かく指定することも可能で、ロゴマークのみを透けずに残すなど複雑なデザインにも対応できる。

 紙製のため、複合機などのプリンターでの印字や手書きが可能で仕様用途が広がるほか、使用後は機密書類を入れたままシュレッダーにかけたり、手軽に雑紙としてリサイクルできるなどのメリットがある。サイズは、A4サイズ用の縦310mm×横220mm。価格は、印刷代込みで1000枚の場合1枚当たり100円、1万枚なら同65円。オプションで抗菌加工にも応じる。

 3月の発売開始以来、自治体やSDGsに取り組む企業から1万枚を超える単位での受注が入るなど手応えをつかんでいる。友野宏史社長は「手軽に導入できるSDGs活動としてアピールし、多くの企業に広めたい」としている。

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本誌:2022年6月6日号 8ページ

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