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連載記事スローライフ~午後4時の窓辺から~

恐るべし薬の作用

 北京オリンピックでは日本チームがこれまでにない素晴らしい成果を残して終了しました。ただ女子フィギュアスケートの金メダル候補だったロシア人選手のドーピング問題は世界に大きな衝撃を与えました。ほんの数滴の薬が体内に入るだけで疲れ知らずになり何時間でもハードな練習が続けられるというのですから薬物とは怖いものです。

 薬と言えば私も腎臓、前立腺、血圧、脂質代謝などあれこれ問題を抱えそれぞれ何種類か薬が処方されています。いずれの薬も飲んでも飲まなくても体調に急激な変化はなく、その効果をリアルに感じることはありません。ところが昨年末、腎臓内科で保険認可されたばかりの新薬が追加で処方されました。私がまじめに“減量と運動”に取り組まないことに業を煮やされたのでしょう。

 ところが先日、同じ病院の泌尿器科を受診した際に、いままでまったく問題がなかった尿中の糖分量が異常に高いという検査結果が出て先生も首をひねっておられました。家に帰ってからよくよく考えたら、腎臓内科で処方された新薬のせいではとひらめき、調べてみるとまさにどんぴしゃりでした。

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本誌:2022年3月7日号 14ページ

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