新年おめでとうございます。昨年は短命に終わった菅内閣に代わり岸田政権が発足、その直後に衆院選もありました。いい意味でも悪い意味でも印象深い年でしたが、最大のイベントと言えば1年遅れの東京オリ・パラが無観客で開催されたことに尽きます。テレビを通じて熱のこもった競技を観ることができ、たくさんの感動と勇気もいただきました。

　しかしながら、こうして半年が過ぎてみるとやはりスポーツイベントというものは観客の応援があってこそ選手と観客双方の間にプラズマのような高温のエネルギー場(ば)ができ、その一体感が忘れがたい記憶として残るものと思われます。いままた北京で冬季オリンピックが開催されようとしていますが、政治的、疫学的理由で無観客になるような事態だけは避けてほしいものだと思います。

　コロナに関しては昨年秋以降、欧米では新規感染者数がまたも爆発的に増加してコントロールが効かない状態になっているのに対し、日本では新規感染者数が全国集計でも連日100人前後とほぼ終息したと言っていい状態になりました。なぜ日本だけこんなにも急速に感染が収まったのか専門家も首を捻るばかりです。晩秋になって新たに南アフリカで確認された変異株オミクロンの存在が気になるところですが、感染力の強さはともかく毒性はデルタ株ほどではないのではないかと観測されていることは救いです。

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