WEB VISION OKAYAMA

特集[エコ特集] パック・ロード

紙製クリアファイルで脱プラ提案 加工ノウハウ生かしSDGsに貢献

 特殊印刷、紙加工の㈱パック・ロード(岡山市)は、脱プラスチックの観点から、紙製のクリアファイルを開発しSDGsに取り組む企業などに提案している。

 商品名は「紙ースルーファイル」。図柄やイラストなどに重ね、透かして転写するための半透明な紙「トレーシングペーパー」をクリアファイルに加工し、紙の出し入れがスムーズになるよう内側にわずかな段差を付け摩擦を軽減させた。紙製のためリサイクルできる。特許申請中。

 A4サイズ用で、縦307㎜×横215㎜。プリンターで表面にデザインやロゴマークなどを自由に印刷でき、社内でノベルティグッズを作ることも可能。価格は無地タイプで100枚で7700円。デザインや印刷を施した大量受注にも応じる。1月の発売以降、官公庁や金融機関、教育機関、一般企業など多くの引き合いを受けている。

 同社では、クリアファイル以外にも脱プラスチックの取り組みとして段ボール製の分別ごみ箱などを商品化。中桐英策社長は「培ってきた紙加工の技術を生かし、こんな商品があればという声に応え、持続可能な社会に貢献したい」としている。

会員申し込みはこちらから

PAGETOP