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企業・事業紹介P・O・Pホールディングス

デザイン性重視し「のぼり」市場創造 “突き抜けた”人材育成 M&Aにも積極的

 P・O・Pホールディングス㈱(岡山市南区浦安南町220-1、玄馬宏昭社長、資本金900万円)グループのP・O・Pカンパニー㈱がこのほど、「異形状のぼり旗の量産加工による競争力強化」のテーマで、岡山県経営革新アワード優秀賞を受賞した。「のぼり」業界に参入して20年。デザインに着目し、印刷技術の革新を追い風に成長を続ける注目企業だ。

 同グループは、松澤純三氏が愛媛県で営む家業の食品包装資材卸会社から独立する形で1991年に立ち上げたP・O・Pトレーディング㈱(旧㈱パステム岡山)がルーツ。卸の衰退は今ほど深刻ではなかったが、将来を見据え、設立当初からメーカーへの脱皮指向が強かったという。

 メーンの取引先が飲食関係だったこともあり、目を付けたのが店頭に掲げる販促用のぼり。当時は2社が市場を独占していたこともあり、料理名のみが書かれたシンプルなものが主流だったが、イラストや書体など「デザイン性」という要素を取り入れたところ目新しさが受け、初年度で売上高1億円を記録するヒット。取引先企業の協力もあり、3年間は倍々ゲームの勢いで売り上げを伸ばした。

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