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連載記事河村まどか マナー講座

テレワークのマナー

 リモート会議を利用なさることのなかった貴方様も、流石にリモート会議を利用するようになったとおっしゃっておりますね。新たな経験をお話し下さる貴方様のお姿を拝見しておりますと、いつも前向き思考でいらっしゃる貴方様のお考えに頭が下がる思いでございます。どのような苦境も乗り越えてこられた貴方様だからこそのカリスマ性は、社員の皆様も納得なさっております。

 そのように、社員の皆様、そしてお取引先の皆様からも一目おかれるお立場の貴方様がリモートワークにご出席なさる場面では、皆様が貴方様に注目なさり、貴方様に気を遣っているのです。お立場ある貴方様に誰も指摘はできませんので、ここでこっそり頭に入れて頂けますようお願い致します。

 問題事項1:貴方様が待ち構えていらっしゃるリモート会議

 あるマナー研修先にて、女性社員の皆様が、私に真面目にお話になった内容です。

 「この間のリモート会議に〇〇会長も出席なさるとのことで、私は会議の時間よりもかなり前から緊張していたんです。身なりにも細心の注意を払い、明るい印象を会長にお持ち頂けるように、いつもより顔を照らすライトも眩しいばかりに全開にして会議に臨んだんです。それも、いつもの会議出席よりも少し早い時間にリモート会議のパソコン画面を開いたところ、え???そんなに早くに???と思いましたが、すでに会長が画面の中にいらっしゃったんです。かなり早めの時間でしたが、遅刻をしてきたかのごとく、私は謝罪をしまして…」とのお話しに、他の女性社員さんも、「私も経験があります。私は現場を駆けまわって仕事をして精一杯の時間にリモート会議に出席をするのですが、優雅にお過ごし時間の社長は余裕でかなり早めに会議の画面に待ち構えていらっしゃるんです」

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本誌:2021年2月15日号 23ページ

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