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データ岡山県下2020年11月度主要量販店の販売実績

秋・冬物衣料品は苦戦が続く 客数の回復遠く 野菜は相場安

 [概況]消費税増税から1年が経過した反動で、昨年10月は各店舗とも比較的よかったが、11月に入っても客足は低調ムード。気温も高めに推移し、秋・冬物の衣料品など季節商品は全般に苦戦した。一方、巣ごもり傾向を背景に、歳暮やクリスマスケーキ、おせちは好調に推移した。

百貨店
天満屋―2回の予約のヤマ

 天満屋(岡山市)は岡山地区3店の合計で前年同月比5.7%減。例年12月スタートの宝飾催事を1カ月前倒しした効果があった。来店客は23.5%減だがレジ客は14.4%減で、目的買いの比率が増えている。

 部門別では、衣料品は20%近く落ち込み、気温が高いこともありコート類などは動かず。身の回り品は特選ブランドの健闘でまずまず。化粧品もファンデーション、メイク関係は苦戦しているが、メーカーの戦略もありフレグランスや、外出を控える傾向から自宅でケアするボディ用品は好調。

 おせち、クリスマスケーキ、歳暮はトータルではいずれも好調。コロナ感染の波と合わせるかのように予約のヤマが2回生まれ、外食と巣ごもりの間で揺れる思いを反映した傾向があった。

 岡山髙島屋(岡山市)は前年同月比3.1%減。コロナ禍に加え気温が高めに推移し、特に紳士服・婦人服は30%以上の減。入店客数も21.3%減にとどまった。

 その中にあって、ルイ・ヴィトン、エルメスなどの特選衣料雑貨が26%増、宝飾約70%増など、高額品は好調に推移した。食料品は催事の見送りなども影響し3%弱の減。

 おせち料理は16%以上増、クリスマスケーキ予約2%増。歳暮も4%増だった。

量販店
内食需要に陰り⁉

 天満屋ストア(岡山市)は水面下。客数は5%程度減が続いており、一品単価、売り上げ点数は前年を超えているが内食需要は弱まりつつある。気温の高い日が多く、季節商品は全般に苦戦した。

 部門別では、青果は土物を除き相場安で苦戦。水産はすしが好調。精肉は輸入豚肉、輸入牛肉のほか、内食傾向の高まりでひき肉の好調が続く。総菜では気温が下がりめん類が126%、アジなどのフライも116%。

 加工食品では豆腐揚げ、コンニャクなど鍋材料が低調。生活用品、衣料品など季節商品はブラックフライデーも不発で苦戦が続く。

 ゆめタウン倉敷(倉敷市)は、前年並み。新型コロナウイルスの感染者増加を受け客数が前年割れ。衣料品は依然外出着を中心にカジュアルウェアが苦戦。住居関連も動きが鈍かった。気温の低下でスエット、肌着などの実用衣料、布団類は好調だったが、カバーには至らなかった。食料品は即食系に加えなべ材料が好調で前年プラス。青果物は相場安だったが、果物の売り上げでカバー。そのほかにも生産者への補助などで全般的に価格が下がり、プチぜいたくの動きも見えた。

専門店
第3波で飲食苦戦

 岡山一番街(岡山市)は水面下。GoTo効果で回復基調も見られたが、第3波の広がりとともに飲食などが苦戦。イベント効果で衣料品はまずまず。

 さんすて岡山(岡山市)も新規オープンの衣料品、食品など好調な店舗もあるものの、既存店では水面下。

 三井アウトレットパーク倉敷(MOP、倉敷市)は前年割れ。コロナ禍の影響で県外客が依然低調なまま。前半の気温が高く重衣料を中心に衣料品の動きが鈍かった。バッグなど旅行関連商品も低調。スポーツ用品は前年並みだった。

本誌:2021年1月18日号 14ページ

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