WEB VISION OKAYAMA

企業・事業紹介岡山マツダ

芸術、スポーツ、文化通じ社会貢献 地域と人つなげたい

 ㈱岡山マツダ(岡山市北区野田4-14-20、中島史博社長、資本金9000万円)は、アーティスト、スポーツ団体、伝統文化を支援するさまざまな活動を通じ、経営理念「マツダ車の販売・サービスを通じてお客様に満足・感動を提供し地域社会に貢献する」の実現に取り組んでいる。

 2017年1月に新築オープンした本社兼野田店は「私の好きなショールーム」をコンセプトに、モノトーンを基調としたゆったりとした空間を実現。カフェカウンターを設置し「岡マツカフェ」として本格コーヒーでもてなすほか、毎週木金曜日にはグランドピアノの生演奏を行うなど、マツダ車に乗っていない人でも入りやすい雰囲気づくりで地域住民にコミュニティスペースとして提供している。

□アーティスト支援

 ショールルームを生かし、岡山で活動するアーティストを応援する展示スペースとしても活用。10月2日からは、フランスのサロン・ドートンヌ展で4年連続入選を果たした倉敷市出身の建築デザイナー(サンミュージック所属)ミカイチカワさんのアート作品を展示。夫で㈱ウェーブハウス(岡山市)の市川周治社長と社用車の販売で縁があり、MX-30の発売を記念し譲り受けた。作品にはマツダ車の象徴、「ロータリー」を廃材から作りだし、組み込まれている。幸野源会長は「大宇宙からのエネルギーを形にしたような作品で魅力的。車と共に展示することで多くの人に活動を知ってもらいたい」と話す。

 ショールームのメーンフラワーなどは、岡山出身でフランスでも活躍するアトリエリュミエールの土光まり氏がデザイン・製作したものに更新。晴れの国おかやまと岡山マツダのイメージを融合したもので、水、緑、光のシンプルな要素で癒しの空間をつくり出したという。そのほかにも、新見市出身の栗本麻衣氏や岡山県立大学生のアート作品も展示している。

□地域スポーツ支援

 2019-20シーズンからB3リーグに出場しているプロバスケットボールチーム「トライフープ岡山」をメーンスポンサーとして支援している。18年6月には、岡山発Bリーグ参入、Bリーガー誕生の記者発表を野田ショールームで実施。移動用車両を提供するほか、テレビCMへの起用や、Youtubeチャンネル「岡マツTV」でも選手に登場してもらうなど認知度アップと活性化に貢献している。

 「岡山シーガルズ」、「吉備国際大学シャルム」など地域スポーツの活動を幅広く支援し、子どもたちに夢を与えると共に地域に元気を届けていく考えだ。

□伝統文化支援

 地元岡山の伝統行事を絶やさないための活動にも力を注いでいる。2月5日に行われた金山寺会陽では、祝い主を務めるなど、金山寺復興のための支援活動を実施。テレビCMでもイメージとして取り入れている備中神楽は、幅広い世代に見てもらおうと8月25日にショールームを使って「未来を、舞う!魂動お神楽ナイト」として実施。顧客や地域住民らが集い、普段見られない伝統文化に触れ夏の夜を楽しんだ。

 同社では、来年3月にリニューアルオープンを予定している「高屋店」も次世代型ショールームとして生まれ変わらせる計画で、幸野会長は、「地元になくてはならないディーラーとして岡山を駆け抜けたい」としている。


新型SUV「MX-30」デビュー

 岡山マツダは、10月8日から新型コンパクトSUV「MX-30」を発売した。

 マツダ初の量産EV車で、自動車の常識にとらわれず、新しい価値の創造に挑戦した意欲商品。開放感ある室内空間、コルクを使ったインテリア、観音開き方式を採用したフリースタイルドアなど、自由な発想で楽しめる仕様とした。車両本体価格は242万円~。

 発売に先駆けて、マツダ㈱の協力会社で組織する「マツダ後楽会」の関係者らを集めた内覧会を実施。MX-30の魅力を共有し、拡販に向けての機運を高めた。

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本誌:2020年10月26日号 3ページ
関連リンク:岡山マツダ

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