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連載記事岡山消費者動向分析

在宅勤務制度(テレワーク)

 筆者が社会人になってからかなりの年月が経つ。この間劇的な変化をもたらしたものは間違いなくインターネットである。確かにその前にテレックスやファックスはあったが、インターネットは情報の質・量ともに比ぶべきもない変化をもたらした。筆者が資生堂からユニリバーに転じたころである。ウインドウズ95の登場で世界中の人々の仕事の仕方は大きく変化を遂げた。自分のオフィスだけではなく、世界中どこでも、24時間365日仕事ができるようになった。加えて今の時代では大容量通信が可能となり、スマホでも動画が簡単にやりとりできるようになった。

 コロナ蔓延の防止で移動の自由が制限される中で、大学の講義もオンラインとなり、ビジネスの世界でも自宅から仕事をするテレワークが急速に普及して来た。通信システムも4Gから5Gへと変化し、恐らくZoomを超えるような通信ソフトも生まれてくると思う。テレワークはコロナ対策のように見えているが、実はICTの世界においては劇的変化が起きていて、コロナがそれを促進していると考えてよい。生産性の低さが指摘されて久しい日本において、生産性を飛躍的に変化させる可能性を秘めている。今回はテレワークについての岡山と全国の比較である。

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本誌:2020年7月20日号 11ページ

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