防災支援で地元に恩返し　企業参画の活性化目指す

　「企業が密に参画した新しい地域活性化の形を創出したい」と話すのは㈱ベンハウス（岡山市北区下中野721－108）社長の藤澤茂氏。5月19日に地域に呼び掛けて行った「防災訓練の集い」には、住民ら約400人が参加した。

　2月に本社併設の賃貸マンション「ベンビレッジ平田」を竣工。「生まれ育った地元に恩返ししたい」との思いから平田防災協議会と災害時の一時避難場所とする協定を結んだ。イベント当日は、子どもも多く集まり、マンション敷地内に設置されたはしご車の実演や、地震体験設備を体験。非常食のアルファ米試食や豚汁の炊き出しも行い、「防災について考えるきっかけを提供できた」とし、今夏の防災キャンプなどさらなる企画も温める。