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巻頭特集Ⅱ[祝天皇陛下御即位 祝辞]岡山経済同友会代表幹事 松田正己氏

国を包む祝賀ムード 持続的発展へ心新た

 5月1日、新天皇の即位により、「令和」の時代が幕を開けました。天皇の生前退位による御代替わりは約200年ぶりです。日本人のアイデンティティーでもある元号が改まることで、国内全体が祝賀ムードに包まれているのではないでしょうか。

 『令』は「清らかで美しい」、『和』は「調和」を意味するといいます。外務省は英語表現を「beautiful harmony」(美しい調和)に統一すると発表しました。国際社会では保護主義が台頭し、わが国では少子高齢化により地域の活力がしぼむ中、人々が手を携え、気持ちを一つに次の時代へ踏み出していきたい、そんな願いが込められた「元号」のようでもあります。
 
 岡山経済同友会はいま、国連が提唱する「SDGs」(持続可能な開発目標)を活動の柱に据えています。「誰一人取り残さない」を基本理念に17の目標を掲げるSDGsは、岡山大学や岡山市、真庭市などさまざまな機関・自治体でも積極的に取り組まれており、昨年には岡山経済同友会も参画した産官学連携研究組織が発足しました。

 AI、IoTといったテクノロジーの急速な進化、人口減少によって経済、社会環境が激変する「令和」の時代。岡山経済同友会はSDGsをキーワードに地域社会の調和をはかりつつ、「行動する経済団体」として、引き続き岡山の持続的発展に貢献していきたいと考えています。

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本誌:2019年5月20日号 6ページ

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