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ジャーナルクリナップ

岡山で主力商品製造開始 災害時のリスク分散図る

  • システムキッチンの製造拠点となった津山工場(白い部分が増築)

 キッチン大手のクリナップ㈱(東京都)は、3月15日、津山市金井558-3の津山工場の増築工事を竣工した。勝田郡勝央町の岡山工場と主力商品のシステムキッチンの一貫生産体制を構築する。災害に強いサプライチェーン整備の一環。

 増築した津山工場は津山中核工業団地に立地。2万7931㎡の敷地に鉄骨平屋(4854㎡)の工場棟と同2階(延べ1050㎡)の事務所棟で構成する。従来浴室部材を製造していたが、増築に合わせた設備刷新でシステムキッチンのステンレス天板製造に転換。月間約3000台を生産する。これによりキッチン本体を生産してきた岡山工場との一貫生産体制が完成した。

 同社の生産拠点は福島県いわき市の7工場と岡山県の2工場。主力のキッチンは主にいわき市の工場で生産していたが、東日本大震災で被災し、約1カ月間操業停止したことから、リスク分散のため岡山での生産に踏み切った。将来的に全体の生産量のうち4割を岡山に移管したい考え。

 同工場は浴室部材工場として2005年に開設したが、効率化のため福島県内の工場に生産を移管し2年間休止状態だった。

 今後岡山工場への最新設備導入など2拠点の生産性向上をさらに進めていく計画。津山工場増築も含め総投資額は20億~30億円を予定している。

 15日には竣工式を開催。井上強一社長、県内2拠点を運営するクリナップ岡山工業㈱(勝田郡勝央町)の山田雅二社長をはじめ津山市長なども参加した。

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