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巻頭特集Ⅱリョービツアーズ

ネットワーク生かしコンサル 「変革」対応へ新たなBモデル

  • 海外からの視察も増加傾向

 ㈱リョービツアーズ(岡山市北区磨屋町1-6、松田久社長、資本金3000万円)は、企業の海外進出をサポートする「グローバルビジネスサポート事業」を始めた。このほど視察を手配したグループ企業の両備ホールディングス㈱(岡山市)の、ベトナム大手物流企業への資本参加が決まるなど、独自のネットワークを生かした取り組みが実を結びつつある。

 同社は2011年7月、中国最大の国営旅行会社の東北ブロック担当・中国旅行社総社(東北)有限公司(大連市)と、旅行者の相互手配業務で提携し、インバウンド事業を強化。それを機に「目的を持たなければ長続きしない」(小童谷靖則専務)と、地方の業者では珍しい、旅行代理店の枠を超えたビジネスコンサルタントへのチャレンジを決めた。

 国内市場の縮小などで価格競争が激化。ニーズの多様化もあり旅行業界の環境は厳しく、期待したインバウンドも日中関係の悪化や東京~大阪のゴールデンコースに比べ岡山の知名度不足もあり伸び悩んでいる。地元業者の中には事業継続を断念するところが出ており、40年以上の歴史がある同社と言えども安閑とはしていられない状況だ。

 リョービツアーズの場合、大手のような駐在員は置いていない代わりに、各国の潤・企業とのネットワーク構築に努めている。スピーディーな対応が求められる海外ビジネスにおいて、リアルタイムで情報収集できるのは大きな強み。海外進出を加速する国内企業への支援に加え、インバウンドと並行して海外からの視察、学校訪問などの受け入れを始めたところビジネスサポートの昨年実績は9件に上り、今年は20件の目標を掲げている。

 両備HDがベトナムに事務所を構えることから、今後はより一層質の高い情報収集が見込め、今春にはスタッフを1人増員し、グループのシナジー効果を発揮して事業強化を図る。小童谷専務は「変革の時代に合ったビジネスモデルに変えていかなければ生き残りは難しい。企業から必要とされるトレンドをこちら側からつくるつもりで、岡山の活性化に貢献できるよう頑張りたい」と意気込んでいる。

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